ジョーンズ骨折からの復活

私は、高校一年生の時に第五中足骨骨折という怪我をしました。別名ジョーンズ骨折です。

 

第五中足骨は足の小指の側部の骨になります。

 

原因は、疲労によるものでした。

 

なぜ疲労骨折になってしまったのか。

いくつか原因がありました。

・足の指が自由に使えておらず、地面を蹴る際に力があまり伝わらない状態になっていたこと、

・スパイクと芝の相性があまり良くなかったこと。(人工芝用のスパイクではなかった)

・O脚で骨格状外側に体重がかかりやすかった、

・過度な練習による疲労

・食事、睡眠などによる回復不足

 

上げれば、このようにたくさんありました。正直、言って、怪我をしたくてしたわけではありませんし、サッカーに真剣に取り組んでいた結果なってしまった怪我でした。

 

しかし、取り組み方が少し違っていたと怪我をしてから実感しました。

 

骨折をした瞬間は、はじめての骨折だったため、足首を捻ったのかなと思いました。私の場合、着地した瞬間でも、ターンした瞬間でもなく、走っていた時に、捻ってもいないのに捻ったような感覚があり、骨がずれてしまいました。

 

第五中足骨は手術と自然療法の2種類があると主治医には聞きました。

 

私は、結論から言うと手術を選択しました。自然療法をしたほうがいいと思うかもしれませんが、自然療法だと治るのに最低でも3ヶ月はかかると言われました。また、再発のリスクが手術の時よりも高くなる。

 

手術の場合は、3ヶ月で治り、再発のリスクを抑えることができる。骨の中にチタンのスクリューを入れると言われました。

 

手術は、全身麻酔で行われ、3時間弱で終わったような気がします。

入院は、手術の前日で当日の朝から点滴を入れられて、その日は、一日中ご飯を食べられませんでした。また、水を飲めるようになるのも、手術が終わってから、4時間ほど経たないといけないと言われました。理由は、全身麻酔により、胃の機能が落ちているために、水などを飲むと消化されないためです。

 

術後は、超音波治療を行いました。1日に20分程度私の場合、携帯タイプの超音波治療器で毎日やっていました。

 

リハビリの期間が3ヶ月間もあったので、まず再発させないために、足の指のトレーニングをしました。足の指が開くようにグーチョキパーを繰り返したり、タオルギャザー(指でタオルを引き寄せる)を繰り返したり、バランストレーニングや、体幹、スクワットなどをして、根本的な体のバランスなどを整えるトレーニングをしました。

 

私が手術を行った病院は、リハビリセンターも付いていたので、リハビリのメニューをもらいながら、毎日行なっていました。

 

怪我の功名ではないですけど、怪我したとには右足でボールをあまり触らなかったので、左足でボールを触る機会が増えたおかげで、左足のキックの精度が上がったり、下半身の体の強さなどが上がり、復帰した時には、プレーの幅が少し広がりました。

 

正直言って、骨折した時は、松葉杖生活が1ヶ月くらい続き、とても大変でしたが、今まで、サッカーを始めてからサッカーから3ヶ月も離れたことがなかったので、外からサッカーを見ることで、冷静になり、客観的に見れたので良い面もあったかなと思います。

 

毎日、努力しても努力の仕方を少し変えるだけで、成長度合いは変わってきます。骨折という回り道はしたかもしれませんが、結果として近道になるように努力すればなんの問題もありません。

 

常に全力で練習に取り組んでいたせいで、結果として、集中すべきところで、100%の集中ができていなかったように感じました。60%、100%のように波があっても問題はありません。集中すべきタイミングで常に頑張れる準備ができていることが大切です。

常に余裕がある状態を作れる努力をすることで、プレーに余裕が生まれ、広い視野で取り組めるようになると思います。

 

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